こんにちわ!産婦人科医のとんたんです。
妊娠中の方もこれから妊娠予定の方も、SNSなどで「妊娠初期に、赤ちゃんの性別がわかる」というのを見かけると興味津々ですよね。
妊婦健診で赤ちゃんの性別がわかるのは、妊娠中期(妊娠5ヶ月頃)のことが多いのですが、SNSなどで「ベビーナブ」「妊娠初期」「性別判定」という言葉が最近増え、気になる方が多いと思います。
そこで今回、ベビーナブで赤ちゃんの性別が分かるのはいつなのか、その精度はどんなものなのかなど、皆さんの疑問に専門医のとんたんが詳しく解説します!
■□■□■□■□■□■□専門医が赤ちゃんの性別予測とエコーの解説をします ベビーナブ対応!11週以降のエコーであれば判定します。■□■□■□■□
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目次
赤ちゃんの性別はいつ決まる?ベビーナブって正確?
ベビーナブとは、英語で「baby nub」と書き、「赤ちゃんの脚の付け根にある小突起」という意味で、超音波画像で見える突起、つまり生殖結節(せいしょくけっせつ)の角度によって、性別を見分ける方法です。
まず最初に注意していただきたいのですが、「ベビーナブ」は日本産科婦人科学会や日本産婦人科医会などで正式に認められた性別判定方法ではないということです。
ネットで「ベビーナブ」という単語、探しまくっても素人さんの記事が多いよね~。
ベビーナブはもともとは欧米で広まった早期性別判定方法で、通常妊娠中期頃に判明することが多い赤ちゃんの性別を、前倒しで妊娠初期の時期に推測しようとしたものなんだよ。
ベビーナブは経験の多い、慣れた専門医でないと判定が難しいですから、ベビーナブをするならぜひ専門医の中でも特に経験値の高い人に頼んでください。
赤ちゃんの性別はいつ決まる?
赤ちゃんの性別は受精した時、つまり妊娠した時からすでに決まっています。
ですから、妊娠した後になって性別が急に変わることも変えることもできません。
性別は当然妊娠した時に決定するのだけど、妊婦さんの中には科学の力で途中で性別を変えられるのではと勘違いなさっている方もいないこともないのよね~。
性別を決定するのは性染色体で、すでに細胞レベルでの男女の違いはあるのですが、当然見た目ではわかりません。
そこでしばらく成長期間を必要とします。
早い時期の正確性はやや低い
超音波検査で赤ちゃんの背骨に対する生殖結節の角度や形を見て、性別を分析しますが、成長過程で正確性が異なってきます。
2012年にチェコで1,222人の単胎妊娠の妊婦を対象に行われた研究では、ベビーナブの精度について次のような結果が出ました 。
妊娠10週以前だと突起がまだ成長していないため判定が外れることもありますが、ご覧のように妊娠12週中期以降になると、ほぼ100%の確率で性別が当たるとされています。
妊娠12週早期以降でもかなり信用できるね!
時 期 | 男の子を見分ける精度 | 女の子を見分ける精度 |
妊娠11週前期(妊娠11~15週より早期)(頭殿長が50㎜以下) | 約40.9% | 約24.3% |
妊娠11週後期(妊娠11~15週ごろ)(頭殿長が50~54.9mm) | 約89.1% | 約66.7% |
妊娠12週早期(妊娠12~14週ごろ)(頭殿長が55~59.9mm) | 約99.1% | 約93.5% |
妊娠12週中期以降(妊娠12~14週以降)(頭殿長が60mm以上) | 約100% | 約100% |
※頭殿長(とうでんちょう)とは、胎児の頭からお尻までの長さのことで、妊娠時期を推定するのによく見られる値です。
超音波検査で測定でき、エコー写真などでは「CRL」と表記されます。
ご覧のように、精度が90%以上の数値になるとほぼ確かに性別を判定できます。
ベビーナブと超音波検査画像
おなかの赤ちゃんについてさまざまなことがわかる超音波検査ですが、ベビーナブには横向きの超音波画像が必要となります。
頭殿長(CRL)の長さが十分になったタイミングで、エコー写真(動画からでもOK)で判定できます。
超音波画像の条件
● 赤ちゃんが上を向いている
● 赤ちゃんの背骨が水平になっている
● 性器となる突起物が写っている
ベビーナブでは生殖器が確認できる前の妊娠11〜13週頃から超音波検査で赤ちゃんの背骨に対する生殖結節の角度や形を見て、性別を分析します。
男の子の場合、ナブは背骨に対してななめに立ち上がり、角度が30°以上であることが多く、一方、女の子の場合は、ナブが背骨と平行で、角度が10°以下のことが多いです。
赤ちゃんの体勢によって超音波検査のタイミングで背中を向けていたり丸まっていたりすると、その時の画像では確認しづらいことがあります。
バッチリいい角度で写っていないときもあるわ。
従って、妊婦さんご自身でベビーナブによる性別判定をするのは難しいでしょう。
医師がベビーナブで判定する場合でも、どの程度そのためのトレーニングを受けているか、使用する機械の精度はどれほどのものか、妊婦さんの体型や赤ちゃんの向きや動きなどにより、正確性は変わります。
専門医のように超音波画像を見ることによほど慣れてない限り、小突起を探し、妊婦さん自身で正しく性別判定することは難しいと言えます。
実際のエコー写真はモノクロで、突起物なのかへその緒なのかは素人や経験の少ない医師では見分けるのが難しいです。
そのため、ベビーナブは病院や医院よって、そういった慣れている医師がいないと最初から対応していないこともあります。
診断してほしいと言う前に「性別はどうせ生まれる時に分かりますよ~」ってはぐらかされそう。
日本では、SNSを中心に話題になっているとはいえ、上述のように学会などで公的に認められた手法ではありません。
ベビーナブは日本の医療現場ではそれほど浸透していませんので判定できる人が少なく、健診で医師からベビーナブについて説明があることはまずないでしょう。
ベビーナブは性別を知る手がかりの1つと考えましょう
赤ちゃんの性別を予想する手段の一つとして、楽しむ感覚で試してみるといいね。
赤ちゃんの性別を早く知ると、出産準備がしやすいですし、出産後のバタバタを軽減できます。
赤ちゃんをイメージしやすくなりますから、出産前にさまざまな思いや意味を込めて、納得のいく名前をゆっくりと考えることも可能です。
ベビーナブは診断などの診療行為ではありませんが、だからといって素人や経験の浅い医師がやるべきことではありません。
ぜひベビーナブを試したい方は専門の医師にご依頼、ご相談ください。
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