こんにちわ！産婦人科医のとんたんです。
ラムジーメソッドとは、ラムジー・イスマイル博士が開発した、経膣エコー画像を用いて妊娠初期の性別を予測する方法のことで、 「胎盤が子宮のどちら側で成長しているか」で早ければ妊娠初期の6週ごろから判断します。
ベビーナブよりも早い時期に性別予測できるのね♪
今回は注目のラムジーメソッドの仕組みや性別が当たる確率について、詳しく解説していきます。
目次
『とんたんのラムジーメソッド』について
ラムジーメソッドは、経膣エコー画像を用いて早ければ、妊娠初期の6週目から胎盤の位置から性別を予測する手法です。
妊娠6週目ではまだ外性器が発達していないため、胎児を見て性別を判断することはできません。
よって、ラムジーメソッドでは「胎盤が子宮のどちら側で成長しているか」で性別を判断しますが、胎盤は妊娠15週くらいで完成するため、胎盤のもとになる「絨毛」の位置を見て判断することになります。
ラムジーメソッドで必要なのは妊娠初期のエコー画像で、エコー写真から子宮の右側に胎盤がある場合は男の子、左側にある場合は女の子である可能性が高いとされています。
※ただしエコー画像は機械の当て方で見る方向が変わってしまうため、原則に則したエコー画像であることを前提として判定いたします。
またエコー画像が左右わからないもの(断面が子宮を縦にきるような画像の場合)には判定できません。
お手持ちのエコー画像、動画にて判定可能かどうかはDMにて無料で確認いたしますのでご相談下さい。
性別予測に関してはベビーナブ（妊娠12週以降が目安）や外性器での判定の方が精度は高いことはご了承ください。
性別予測の結果は、子宮のどちら側に胎盤が見えるので男の子、または女の子、と言った内容になります。
- ラムジーメソッドは妊娠初期の6週ごろから性別を予測する方法です
- ラムジーメソッドは胎盤の前段階となる絨毛の位置が左側なら男の子、右側なら女の子の可能性があると判別する手法です
- ラムジーメソッドはかなり妊娠初期であり性別予測に関してはベビーナブや外性器での判定の方が精度は高いです
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産婦人科、超音波専門医がラムジーメソッドにて性別予測！
当サービスではラムジーメソッドでの性別判定の他、初期エコーから何かわかるところがあればご説明いたします。
こちらのサービスは胎盤の位置から、性別予測を行います。 ラムジーメソッドでは「胎盤が子宮のどちら側で成長しているか」で性別を判断します。
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ラムジーメソッドとは?どれくらい、はやってる?性別予測の当たる確率は?
ラムジー博士の超音波検査研究によるとラムジーメソッドは対面で行う場合は驚異的な精度を誇るとされていて、絨毛膜絨毛 (将来の胎盤) の位置と方向を分析して、赤ちゃんの性別を決定します。
ラムジーメソッドでは胎盤が形成される前であっても、子宮のどちら側で胎盤の前身である「絨毛」が成長しているのかで性別を判断します。
※胎児ではなく、胎盤ですのでご注意ください。
カラーフロードップラー技術を使用して絨毛膜絨毛の方向を特定し、位置を正確に特定することで、赤ちゃんの性別を判定する精度が高まります。
もちろん性別予測は妊婦健診ではマストではないので、出産まで性別を分からないまま楽しみに待つ方もいらっしゃいます。
ラムジーメソッドはいつから可能？目安は妊娠何週目？
ラムジーメソッドでは、早ければ妊娠6週目から性別判断が可能とされています。
妊娠6週目ではまだ外性器が発達していないため、胎児自体を見て性別を判断するということは残念ながらまだこの段階ではできません。
したがって妊娠約6週目以降となって初めての超音波検査を受ける際に絨毛膜絨毛で判断するこの方法を使用することができます。
↓5.7ミリの赤ちゃん妊娠6週の経腟超音波（経腟エコー）
※機械によって記号の位置など異なります
GS 胎嚢（たいのう）胎囊の大きさ／妊娠初期に胎児が入っている袋の大きさ
CRL 頭殿長（とうでんちょう）妊娠8 〜11週ごろ 頭とう殿でん長ちょう／頭からおしりまでの長さ
BPD 児頭大横径（じとうだいおうけい）／頭部の横幅がいちばん長いところの直径。頭の大きさ
GA（妊娠週数）
胎児の大きさから、検査をした当日が妊娠何週（ｗ=week）の何日（ｄ=day）かを割り出した数値です。
EDD（出産予定日 月／日／年）
A×T 胎児軀幹横断面積（たいじくかんおうだんめんせき）赤ちゃんの胃の部分の断面積
AC 腹部周囲長（ふくぶしゅういちょう）おなか回りの長さ
FL 大腿骨長（だいたいこつちょう）太ももの骨の長さ
APTD 躯幹前後径（くかんぜんごけい）腹囲前後径（ふくいぜんごけい）赤ちゃんのおなかの前後の厚み
TTD 躯幹横径（くかんおうけい）腹部横径（ふくぶおうけい）赤ちゃんのおなかの左右の幅
＋マーク、または×マーク
胎児の体を測定する際の使うマークであり、測定したい部分に2つの＋マーク、または×マークをつけると、結んだ部分が画面上で測定されます。
+D（長さ）妊娠9~11週ごろに経膣プローブを使用して測定した胎児の大きさ。
↓妊娠11週頃の経腟超音波（経腟エコー）
超音波写真に写っているのは断面ですので、超音波をあてた位置や角度によって写り方が変わります。
海外では結構、はやっているのね!みんなうれしそう♪
ラムジーメソッドが当たる確率は？
サーム・ラムジ・イスマイル博士は、5,000人以上の妊婦を対象に、広範囲にわたる管理された研究を実施しました。
このようにコメントしています。
「ラムジーメソッドは、妊娠6週での胎児の性別検出のマーカーとして胎盤/絨毛膜絨毛の位置を使用しており、非常に信頼性が高いことがわかりました。ラムジーメソッドは、妊娠第1期の早い段階で、男性の97.2％、女性の97.5％の胎児の性別を正しく予測します。」
彼は、絨毛膜絨毛（将来の胎盤）の方向や向きを利用することが、赤ちゃんの性別を判断する正確な指標であることを発見しました。
※やがてその絨毛膜絨毛は胎盤になり、胎児に酸素と栄養を供給して赤ちゃんの血液から老廃物を除去します。
でもはずれたってコメントも見たから、97%超えはさすがにマユツバかな
とても早い時期の判定なので、一定程度の参考にするといいね。
ラムジーメソッドは双子にも有効?
双子がそれぞれ胎盤を持っている場合 (ほとんどの場合)、ラムジーメソッドを使用して各双子の性別を予測できる可能性があります。
ただし、ラムジーメソッドは双子に使用することについては十分な研究が行われていないということをあらかじめ了承してもらう必要があります。
ラムジーメソッドは胎盤の位置で性別を判断する経膣超音波検査
ラムジーメソッドで用いられる経腟超音波（経腟エコー）検査とは、婦人科で行う超音波検査の一つで、子宮や卵巣などを観察するための検査です。観察したい子宮、卵巣、卵管などの臓器までの距離が近いので、小さい赤ちゃんを包んでいる胎嚢や胎芽を鮮明に画像に映し出すことができます。
経膣超音波検査・・・内診台に乗った状態で、腟内に超音波プローブ（棒状の機械 (探触子)）を挿入して検査します。
経腹超音波検査・・・腹部の上から検査用のゼリーを塗りプローブ（棒状の機械 (探触子)）をあてて、広範囲に観察して検査を行います。
経膣プローブを使って検査したらリンゴのようなイラスト 、経腹超音波検査ならお腹のイラストがあります。
妊娠6週から経膣超音波（経腟エコー）検査で、胎盤がどちら側にあるかで判断します。
妊娠を確認する最初の妊娠超音波検査中に横断面をスキャンし、画面または写真上で子宮の右側と左側をマーク（しるし）をして胎児の性別を予測できます。
超音波カラーフロードップラーという技術を使用するのですが、これは動きのある反射物カラーで表示することができる機能で、対象となるのは血流です。
※血流の存在する全ての部分をカラー表示することが可能なパワードップラー法と呼ばれる方法を使用することもあります。
絨毛膜絨毛の方向を特定して位置を正確に特定することで、赤ちゃんの性別を高い精度で判定できます。
エコー写真から子宮の右側に胎盤がある場合は男の子、左側にある場合は女の子である可能性が高いとされています。
経膣超音波検査は、超音波棒を膣管内に約 2~3インチ挿入して内部画像を撮影するという点で腹部超音波検査とは異なります。
経膣超音波検査の画像では、膣、子宮頸部、子宮、卵管、さらには卵巣まで確認できるもので、宮の左側と右側の両方の胎盤の位置を判断でき、性別を予測する際に役立ちます。
スキャンする際に使用するスキャン面は、ラムジーメソッドの精度に直接影響することがあります。
細かい話になりますが、胎盤の向きの様子は画像のスキャンの時の状況によっても異なります。
画像の上下右左に高エコーの明るい領域が表示された場合は鏡像であることを意味しますが、絨毛膜絨毛が後方または前方にあることを示しているだけである可能性もあります。
ラムジーメソッドについてあれこれとネット上で議論しているママさんの間では、経膣超音波検査でスキャンされた画像なのか腹部超音波検査でスキャンされた違うものなのかで、勘違いしていたり独自の判断で間違えていたりということも。
ネットでサクッと調べて自己判断しようというママさんは間違えることが多々あるでしょうね~
素人の判断では誤りがある可能性があることを認識することが重要です。
確信が持てない場合や、より高い精度を求めている場合は、ラムジーメソッドを正しく使用、判断できる専門家や医師に見てもらうことでより信頼性の高い結果が得られます。
胎盤の正しい位置は、男の子か女の子かを判断する上で重要な要素です。
ラムジーメソッドは高いレベルの精度を提供するものですが、たとえばネットの知識だけで見た自分の性別予測は、単なる娯楽に過ぎないことに留意してください。
まとめ
赤ちゃんの成長を確認できるエコー写真は、妊娠中の楽しみですが、自己判断で見方を間違えると後々、パパさんと喧嘩をする原因にもなってしまいかねません。
自己判断は危険ですので、必ず専門医に相談することが大切です。
エコー写真のアルバムを作るのもおすすめです♪
どうぞ正しい知見をもった専門医師にお任せください。
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